女の子の幼馴染が居た。
近所に住んでいて、物心ついたころから知り合いで、ままごととか一緒にしたのを憶えてる。
小学校あがるころまでは一緒に遊んでたが、
小学校あがった頃からは彼女は習い事行くようになって、徐々に疎遠になった。
その頃の俺はガキだったし、男友達と遊ぶ方が面白かったしね。
小学校卒業する頃には、一緒に遊ぶような事も無く、
出会ったら声掛け合う程度の関係だった。
中学に俺があがった頃、俺は運動系のクラブに入ったが、
いまいち雰囲気に馴染めず3ヶ月で行かなくなった。
クラブ止めたくなったが、うちの中学は生徒全員何らかのクラブに
入らないといけないという決まりがあった。
俺は、帰宅部員収容所と化している文科系クラブに転属届けを出した。
そのまま、帰宅部を決め込んでも良かったが、はじめぐらいは・・・と顔を出した。
その時、幼馴染の彼女が居た。
彼女は習い事に学習塾が忙しいようで、早く帰れるこのクラブに入ったと言った。
優等生タイプ彼女は帰宅部を決め込むことはせず、
習い事に行く前の空き時間に顔を出しているようだった。
帰っても特にすること無かった俺は、
ちょくちょく帰宅部収容所に顔を出してダベるようになった。
失われていた彼女との接点が出来た。
いろいろ雑談した。
俺がバカなことを言った時に、
目を閉じて、ちょっと顔を傾けて、左手で口を隠す笑い方が好きだった。
そう、俺は彼女が好きになった。
それに気づいたのは中学2年にあがるときだ。
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