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2007年03月09日

あなただけのLovestory(6)

126 名前:出会いはスロ屋[sage] 投稿日:2005/05/15(日) 03:16:03
わたしには離婚歴があります。
結婚して10年。
決して裕福ではないごく普通の家庭だけれど小さな幸せを感じる日々。
そんな普通の生活に甘えていたわたしを夫はある日突然、切り捨てた。

何が不満?
悪いところは治すから・・
子どものためにも離婚だけは・・
お願い・・・

すがってはみたものの
夫の決意は固く、夫はわたしの元から去っていった。
わたしに裏切られた悲しみを残して・・・。
夫が別の女と暮らし始めたことは、後から知った。

もう誰も信じない。

離婚してからのわたしは寂しさや虚しさを
ギャンブルや男遊びで紛らわせた。
性欲のために都合のいい女には、言い寄る男も絶えなかった。
口先だけの「好き」
やりたいがための「愛してる」
男の目的はわかってる。
それでも誰かと一緒にいないとわたしは壊れそうだった。


127 名前:出会いはスロ屋[sage] 投稿日:2005/05/15(日) 03:29:50
離婚から一年。
寂しさには慣れたものの、相変わらず堕落した生活を送っていたわたしは
スロット通いをしていた。
ある日、隣に座っている男の子が「ごめん。火貸してくれない?」
と声をかけてきた。よく見る子だった。
20歳そこそこだろうか・・・スロプー?
特に何も意識していなかったわたしは話しかけてくる彼と適当に言葉を交わしていた。
彼のことは年が25歳だということと、仕事が終わってから毎日店に来ていること以外は
何も知らなかった。

きっかけはたまたま二人並んで座った台で二人共大勝したことだった。
「店終わったら、二人で祝杯あげようぜ!」
大勝した気分のよさも手伝って、わたしは彼の誘いに軽い気持ちでのった。
そして・・・
わたしたちの距離は急速に縮まっていった。

彼はよく「好きだよ」とわたしに言ってくれた。
でも、わたしは素直に受け入れることができずにいた。

もう誰も信じない。

わたしが離婚したことで心を閉ざしてることを知って

俺を信じるかどうかはお前次第だよ。無理しなくていい。でもいつも俺はお前の傍にいるから

と言ってくれた彼に、

信じる努力はしてみるよ・・・

と答えることが精一杯だった。

それでも彼と過ごす時間は幸せだった。
5歳も年下のくせにいばりんぼう。
だけど、子どもみたいに甘えてくる姿はかわいくて仕方なかった。
いとしい・・男の人にそんな気持ちを抱いたのは初めてだった。
少しづつ・・・
わたしの閉ざされていた心の扉が開いていくのが自分でもわかった。

彼が好き。



128 名前:出会いはスロ屋[sage] 投稿日:2005/05/15(日) 03:32:11
彼とはいろんな話をした。
気がつくと朝になっていることもしょっちゅうだった。
彼の話にはよく元カノが登場する。

一緒に旅行にいったこと
一緒にスロットで稼いだこと

わたしが彼に頼まれると、いつも文句を言いながらする肩揉みを
元カノはいつも「そのかわりジュースおごってね」と言いながらしていたこと。
結婚するつもりだったこと・・・。
ときどき、悲しそうな表情を見せる彼に
まだ元カノをひきずっていることは、わたしにはうすうすわかっていた。

彼から元カノがもうこの世にいないことを聞かされたのは
出会って半年ほど経ってからだった。
少し気心も知れてきてお互い、言いたいことが言えるようになった頃。

もともとメールや電話が少ない彼にわたしは不満をぶつけた。

わたしを大切だと思ったことないでしょ?

そんなことないよ。大切な人だよ

当然返ってくると思っていた台詞。
けれど、返ってきたのは

俺、まだ、誰かを大切だと思うことができないんだ・・・
だった。
そして、その原因が元カノの死であることをわたしは知った。

女に振られてボロボロになっていた俺を救ってくれたのが元カノだった。
向こうから告られて、最初はなんとなく付き合いだしたけど
気づいたら元カノがいない生活なんて考えられないほど愛していた。

プロポーズをしようとした矢先、彼女が病気になった。
最初は軽い病気だと思っていたが、彼女は癌だった。
自分が癌だと知った彼女はノイローゼ状態で自殺未遂を繰り返した。
目の前で手首を切ろうとする彼女を病気から救ってあげることが
できない自分に腹がたった。

一緒に死のう!

二人で旅行に行った思い出の場所で・・・
けれど、待ち合わせた場所に彼女は現れなかった。
彼女は一人で旅立ってしまった。俺を置いて・・・



129 名前:出会いはスロ屋[sage] 投稿日:2005/05/15(日) 03:46:59
何も言えず黙って聞いているわたしに
彼は、なぜか少し怒ったようにしゃべり続けた。

俺はあいつ以上に愛する人に出会わない限り、結婚はしない。
戻れるものなら、幸せだったあの頃に戻りたい。
大切な人を失った絶望感から抜け出すことはできない。
その反面、ひきずってちゃいけない、
いつか、あのとき以上に幸せを感じる相手に出会いたい、と思う俺もいる。
でもいつも元カノに代わる誰かを探そうとしてしまうんだ・・・


彼の言葉がひとつひとつ胸につき刺さった。
なのに不思議と涙は出なかった。
怒りや悲しみを感じる神経が麻痺しているみたいで
彼を責める気力も
彼を罵る気力も湧いてはこなかった。
彼は最後に

こんな話してごめんな。でもお前にだけはちゃんと話しておきたかったから
と言って帰って行った。

涙が出たのは次の日だった。

『彼の大切な人は永遠に元カノだけなんだ・・・
わたしは元カノに代わる誰かでしかない・・・
わたしに「好きだよ」と言って抱きしめてくれたときも
わたしに「ずっと傍にいるよ」と言って髪をなでてくれたときも
あなたは元カノを思っていたんだね・・・』

頭の中でグルグルと同じことばかりを考えていた。
でもなぜかわたしの中には『もう誰も信じない』という気持ちはなかった。
半年、わたしと過ごした彼の姿を嘘だとは思いたくなかった。
わたしは彼に電話をかけた。

会いたい・・・

何も理由はない。ただ、ただ、会いたかった。

あなたが好きだから。


・・・・・・・あれから半年。
相変わらず彼はいばりんぼうで子どもみたいです。
後になって、彼はわたしに

好きじゃなかったら元カノのことを話したりしない。
お前を幸せにする自信もまだないけど、ずっと傍に居て欲しい


と言いました。

あのとき彼の口から、元カノの死を聞いていなければわたしは彼から去っていたでしょう。
元カノを越えようとは思わない。
元カノを忘れて欲しいとも思わない。
今の幸せが長く長く続いていけばそれでいい。
彼を信じて・・・わたしはついていきます。


130 名前:出会いはスロ屋[sage] 投稿日:2005/05/15(日) 03:48:55
ただの自己満足で載せちゃいました(汗
板汚しごめんなさい。


131 名前:恋する名無しさん[] 投稿日:2005/05/15(日) 09:07:37
>>出会いはスロ屋さん
いや、全然よかったですよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。
誰かに裏切られたって気持ちから、また誰かを信じれるようになるのは素晴らしい出逢いだと思います。
綺麗ごとだけど、騙すより騙された側の人間の方が綺麗に生きていける。
騙された時は死ぬほどつらいし、憎くもなるけど、人を騙して平然と生きている人間よりはマシ。
自信を持って、これからもお幸せに!
それを乗り越えた出会いはスロ屋さんに乾杯!!

132 名前:出会いはスロ屋[sage] 投稿日:2005/05/16(月) 12:05:48
>>131
ありがとう〜
読み返すと稚拙すぎて恥ずかしい(><)
恋愛はたくさんしてきたように思いますが
本当に好きな人って、後で振り返ると少ないものですよね。
いなくなってから気がついたりとか・・・
年も年なので自分に正直に
後悔のない生き方をしていきたいと思います。
posted by なな at 20:26 | Comment(0) | 恋愛サロン
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