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2007年03月13日

あなただけのLovestory(12)

243 名前:恋する名無しさん[] 投稿日:2005/05/25(水) 01:22:30
みんないいエピソード持ってるなぁ・・
見てるだけってのも何なんで、一つ投下します。

俺が高校の時の話だが・・
当時、痛い子だった俺は暴走族に入ってたのね。
毎晩毎晩、爆音出して喧嘩して、まさに気分は天下無敵。
俺に勝てる奴なんかいやしねぇ!・・って。
当然、夜遊びしてるから授業は出てても爆睡・・
さらに毎日怪我して登校してくるもんだから、クラスでは怖がられる。
登校中に絡まれて、血塗れで来たこともしょっちゅうだった。
弁当食べて、寝て、部活(空手部)して帰るだけの学校生活。

浮いてるのは良く分かってる。
でも俺はお前等とは違うんだ。
何不自由なく、ぬくぬく育てられた奴らと一緒にされてたまるか。

まぁ、自分の置かれた境遇を、誰かの所為にしてたんだね。
いつも自分の居場所探してた感じ。
素直になりたいのに素直になれないで、ただのガキだった。

そんなある日、昼飯食べて一眠りしてたら隣に誰かの気配がして顔をあげた。
そこにはいつもいる隣の席の男じゃなくて、
見覚えのある様な・・程度にしか知らなかった女の子がいた。
もちろん話した事なんて無いし、名前すらも虚覚え。
怪訝な顔をしてたら、彼女は開口一番こう言った。

「ねぇ、○○って何でいつも怖い顔してるの?」


244 名前:続き[] 投稿日:2005/05/25(水) 01:23:23
俺は突然の事で、訳もわからず
「はぁ?」
と一言。
すると彼女が
「だから、それ!何でいつも脅す様な言い方するの!?」
「もっと笑わないと楽しいモノも楽しくないよ?」


あっけに取られる俺。別に自分的には普通なんだけど・・
困った様な苦笑いを形作ろうとしたら

「ちょっとまだ怖いけど、やればできんじゃん!」
「あ、私今度、○○と同じ修学旅行係になったの。よろしく。じゃ!」


君は一体何なんですか・・・??
でも不思議と、嫌な気分じゃなかった。
初対面で自分を怖がらないで話しかけてくる人なんていなかったし。

そんな彼女はクラスでも人気者(ぽい)
いわゆる、男からも女からも好かれるってタイプ。
彼女の周りには常に誰かしらがいて、例の係を半ば強引に付き合わされていると
自然と自分にもクラスに知り合いが増えていった。

彼女「だんだん、眉間のしわがとれてきたじゃん」
俺 「そうか?別に前と同じなんだけど・・」
彼女「でも、笑ってるのが多くなってきたよ?ほら、笑うと楽しいでしょ?」
俺 「そう・・かもな。」

わかってたけど、ひねくれてて救いようの無かった俺。
でも、そんな俺の世界に彼女はグイグイと入ってきた。


245 名前:続き[] 投稿日:2005/05/25(水) 01:24:06
最初は引きずられる様に連れてこられたけど、
夕暮れの二人だけのクラスが、いつの間にか居心地の良い空間になっていた。
やばい。これは・・俺、惚れてるかも・・

気付いたときにはもう手遅れ。もう、夢でもあの空間にいた。
ずっと続いて欲しいと願ってる自分がいた。

なんだかんだで修学旅行の日がきた。
俺と彼女は同じ班になっていて、どこに行くにも一緒。
もちろん部屋は違うけど。

顔には出さない様にしていたけど、それでもかなり嬉しい。
一日目、二日目、三日目・・幸せな時間はどんどん過ぎていった。
だが、四日目。事件は起こった。

長崎駅のすぐ近くでで、自分の学校の奴が地元のヤンキーにからまれている・・!

あれは見るからにカツあげだなぁ・・
班の他の男は喧嘩はからっきしみたいだし、仕方ない・・か。
班の女の子に、他のみんなを連れて離れててくれと言った。
何より、彼女に見られたくなかったから。
上手い具合に彼女を離してくれた女の子に感謝しつつ、
気合いを入れながらヤンキーに向かって歩いた。


246 名前:続き[] 投稿日:2005/05/25(水) 01:27:40
まぁ、その後は想像の通り乱闘です。
そしたら誰が呼んだのか警察来て・・
そのまま補導されて取り調べ受けて、学校に通告されて・・
やっと警察に解放されてホテルに戻ると、その日の内に
地元に強制送還という決定が教師達から下りた。

あぁ、短い修学旅行だったなぁ・・と思いつつ荷物をまとめていると
部屋に彼女が入ってきた。目にはいっぱいの涙。
そして、いきなり張り手。
俺 「???」
彼女「ばか!!なんで帰るのよ!!」
俺 「仕方ねーだろ・・帰れって言われちまったし・・」
彼女「私はもっと○○といたかったの!!」
俺 「???」
彼女「本当にばか!気付かないなんてどうかしてる!!」

俺、ひたすら謝った。こんなに謝ったの、初めてかもって位に。
まだ彼女はぽろぽろ涙を流しながら、震える声と肩で小さな袋を手渡してきた。

俺 「これ、なに??」
彼女「本当は最後の夜に渡そうと思ってたの」
俺 「開けて良いの?」
彼女「今はダメ!帰りの飛行機の中で開けて?」

そう言って、帰ったら合う約束をして、彼女はロビーまで見送ってくれた。
言われたとおりに飛行機の中で袋を開けると、中にはクッキーと小さな手紙。

「係の仕事、ご苦労様。いままで付き合わせてごめんね。
これは付き合ってくれたお礼です。最初は変な笑顔しか出来なかったのに
すっごくいい顔で笑ってくれる様になったね。私○○の笑顔が好きになってた。
もし良かったら、付き合って下さい」


と。

空港に着いて、即、彼女に電話した。
俺も好きだった、って。
電話口で彼女は泣いていた。
俺も、もらい泣きした。

そして17歳の冬、俺は入っていた族を抜けた。
一足早い卒業だった。
もう強がる必要は無くなったから。
彼女がいてくれたら、自分のちっぽけな世界も変わっていくだろう。
そう確信したから・・

そんな俺も今は24歳・・
その彼女と、今夏結婚予定。
幸せにしてやらんとなぁ・・
長文、連投すいませんでした
posted by なな at 20:09 | Comment(1) | 恋愛サロン
この記事へのコメント
私も暴走族でしたが、こんな出会いがあれば今みたいにはなってなかったろうなあと思います。うらやましいです。
Posted by 名無し at 2007年03月28日 08:04
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